r-06-09 部屋別のリフォーム|浴室

a15キッチンと共に、リフォームの対象として多いのが浴室です。

一戸建からマンションまで、現在は各メーカーが出している既製品のユニットバスが主流です。
シンプルなものから、ジャグジーやミスト(霧)が出るもの、防水型のTVを取り付けることもできたり。またバリアフリーという観点から、脱衣室の床と同じレベルに洗い場の高さを揃えるものや、車椅子でも洗い場まで入れるような、大きな扉も用意されています。

浴槽本体の工事は1~2日と短期間で設置でき、附随する建築工事(接している部屋の壁やユニットバスを置く床の補強等)と、設備工事(給排水、電気、換気等)を合わせても1週間かからずにでできてしまいます。また、なんといっても水漏れの心配が少ないという、つくる側と使う側の双方にとってメリットがあるのがユニットバスです。

Th-11築年数がけっこう古く、サイズの合うユニットバスがないために在来(防水工事をして左官、そしてタイル貼)でしか直せないところもありますが、きちんとした防水、配管工事をすれば水漏れは心配ありません(左の写真)。
ただし、工事期間はユニットバスよりもかかってしまいますし、左官やタイル工事は音やホコリが出るために、住まいながらのリフォームの場合はけっこう辛いかもしれません。ユニットと違い、好みの材料を使える利点はあるので、手作り感や好みのカタチ、材料の質感を求める方にはお勧めです。

それと、浴室をリフォームするときには、一緒に給湯器も交換することもあります。
給湯器の寿命は10~15年くらいといわれ、もちろんそれ以上使えるものもたくさんありますが、技術的な進歩からいえば、新しいもののほうがランニングコストに優れており、また古い製品のメンテナンス部品も当然いつかは無くなるので、壊れてからでなく、ある程度の期間が過ぎたら、給湯器も検討れたらいかがでしょう。